こんにちは！
れいちゃんの大人の音楽教室
インストラクターの高藤麗子（れいちゃん）です。
上手い人のことが気になって、自分に自信がない、というときはありませんか？
楽器をやっている人から、「他の人のことが気になって、自分に自信が持てない」という声を聞くことがあります。
始めたばかりの人だけでなくて、昔から弾いているという人からも。
私自身も、そう思ったことがあるのですが、みなさんはいかがでしょうか？
例えば、誰かに言われたことが、気になっている。
周りには自分よりもっとできる人たちがたくさんいる。
でも、自分はまだまだだと思って、落ち込んでしまう・・・。
今日は、そんなことを思ったときに、ぜひやってほしいと思うことをお伝えします。
そんなことが気になったら、ぜひやってほしいと思うこと
誰かに何かを言われたのは過去のこと、今ではない
以前に誰かに何かを言われたことが気になっているとしたら・・・
それは、過去のその瞬間のことで、今のことではありません。
たとえば、先生に注意された。
同じグループのメンバーに言われた。
家族の誰かに言われた。
そのことがずっと気になっている、ということがあるかもしれませんが、それは、今の自分には、必要のないことかもしれません。
どうしても、誰かに言われたことが気になるときは、その人のことを、しばらく見ない・聞かないようにするといいかも。
例えその相手が自分よりずっと経験があって、ずっと上手い人だとしても。
自分はたいしたことがないから、と思っていませんか？
でも、なぜ気になってしまうんでしょうか？
自分はまだ初心者だから、自分よりできる人のアドバイスは聞かないと・・・
と思っているからでしょうか。
あるいは、SNSの投稿や動画などを見て、みんなすごいなあ、自分なんて・・・と思ってしまうからでしょうか。
そんなときって、
「他の人はすごい人」
「自分はたいしたことがない」
「自分にはそんな知識も経験もないので、すごい人の言うことが正解」
と思っていたりしませんか？
他の人のアドバイスが役に立つのは、自分の中で準備ができたときだけ
私は、他の人のアドバイスが意味を持つのは、
自分が「知りたい」「教えて欲しい」と思ったときだけ
つまり、自分の中で受け取る準備ができたときだけ
と考えています。
もし、気になって、心の中でざわざわしたり、そわそわしたり、不安になったりして、
自分のことに集中できなくなるのなら・・・
今は他の人のことを考えるタイミングじゃないから、
見たり聞いたりしなくていいんですよ！
私たちの多くは、学校教育の中で、
「先生の人の言うことは聞くものだ」って言われたことがあると思います。
あるいは、自分でやってみるより先に、
誰かから教えてもらうことばかりをしてくると、
「自分でやってみる」ことができないままだったり、
やることが怖くなっている・・・
そんなことはないでしょうか。
でも、これって、逆でもいいのでは？と思っています。
要するに、教えてもらうより先に、まず自分でやってみる、ということです。
まずは自分とのコミュニケーションを
自分にできることを、まずやってみる。
そのとき、自分が何を感じるかを、しっかりと感じてみる。
これは、自分にしかできないことです。
そうして、自分の中で準備が整ったときに初めて
誰かにアドバイスを求めたり、他の人を参考にしてもいいのかも、と思います。
もちろん、自分なりにやってみることと、誰かに教えてもらうことを、同時にやってもいいと思います。
「音楽はコミュニケーション」
その第一歩は、自分とのコミュニケーション。
自分としっかりコミュニケーションしていると、
必要な人に、必要なタイミングで出会えてきます。
その必要なタイミングで出会えた人と、一緒にやればいいんだと思います。
誰かと比べる必要もなく。
そんな感じで、コミュニケーションしながら楽器を楽しむ人が、あちこちに増えてたらいいな、と思っています。
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