IDEC2014 in韓国⑤~小中学校のオルタナティブスクール

2014年に開催された、IDEC2014 in 韓国 の開催中に、2つのオルタナティブスクール(小中学校)を見学に行きました。

韓国でオルタナティブスクールが始まったのは、1990年代で、最初は高校・中学校から。そのあと、小学校に広がったのは、2000年を過ぎた頃からだったそうです。

今回訪問した2校は、どちらも初期の頃に開校した小中学校。独自のカリキュラムを自分たちで決めていくスタイルで、「デモクラティックスクール」に近いものだということでした。

ビョプシ学校(種籾学校)

1つ目の訪問先は、光明(カンミョン)市の郊外にある「ビョプシ学校」。ビョプシとは、お米の「種もみ」の意味です。

2001年にYMCAが無認可の小学校を開校し、その後、中学校も開校。
現在は、小中学校で生徒90人、先生が20人ほどだそうです。

生活できる力をつけることに重きを置いていて、小1から食事作り・献立作りを学び、週に一度はかまどで火を起こして調理、小3からはミシンで自分の服を縫います。中3になると、1年間、ここよりもっと田舎の済州島で生活をします。

ここは都市の郊外にあるので、寮生活ではなく、全員、通学しています。

また、この学校は、今回IDECのホスト役もつとめていて、学校の子どもたちや保護者や先生が、毎日、大会に来ていました。みんな、とっても元気!

子どもも保護者も先生も、一緒になって学校を盛り上げているという雰囲気を感じました。

サン学校(山の学校)

2つ目の訪問先は、「サン学校」。山の学校、という意味です。

ここも、開校は2001年。
小中学校のオルタナティブスクールとしては、初期の頃にできた学校の1つだそうです。

現在は、小学生68人・中学生15人が通っており、郊外の自然いっぱいの場所にある、手作り感いっぱいのかわいい学校でした。

ところが、この場所に、再開発の計画が浮上し、住宅団地が建つことになったため、来年には移転することになったそうです。

そして、今までの場所は借りていたけれど、今度は土地を購入したということです。
保護者の方の中に、建築やデザイン専門の方もいらっしゃって、一緒に学校をつくっている最中だということでした。

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