どこに住んでいても、選択ができること

人口の少ない町では、園や学校の選択肢がないのだろうか?

数年前、娘の保育園・幼稚園の入園を考え始めたときに、いろいろと考えたことがあります。

できるだけ、子どもに合ったところ、そして、園の方針に共感できるようなところを、選択をしたい。
でも、そう思っていても、都市部でない、人口の少ない町に住んでいると、選択することさえできない、ということに気づきました。

こんな保育園や幼稚園があったらいいのに、と思うようなところは、確かに各地にあるのだけど、通える範囲にはない。選択肢があって、ある程度選択ができるというのは、ある程度の規模の大きな町でないとできない話。

今住んでいる場所では、幸い2つの選択肢から選べたけれど、でも、通えるところに保育園や幼稚園が1つしかない、という地域もある。

この環境が好きで、選んでここに住んでいる場合でも、選択肢の多様性は?となると、考えてしまうことがよくある。

人口の多い大きな町は、選択肢が多いという意味では、恵まれているな、と思う。

ないと思っていたら、実はすでにあった

そんなとき、ふと、地球の裏側・エクアドルに住んで子育てしている日本人の友人が話していたことを思い出した。その友人は、エクアドルには図書館がないので、本がなかなか手に入らない、と言っていた。だからといって、ネット通販で送ってもらうと、送料がとんでもなくかかる。

そっか、私は日本に住んでいるから、図書館もあるし、本も自由に探せるし、自宅でいつでもインターネットにアクセスできる。これって、すごいことなんだ、と思った。

私の友人にも、子どもの園や学校のことを考えて引越しをした人がいる。それはそれで、1つの選択肢として、ありだと思う。

そして、また別の選択肢として、今いる環境でベストを尽くす。これもありだと思う。

今あるものでベストを尽くすのは、クリエイティブなこと

結局、すべてが整っている環境というのは、どこにもない。どこにいても、その中でできることを探すこと。これって、すごくクリエイティブなことかもしれないな、と思う。

どこに住んでいても、そして、学校に行っていても、行っていなくても、大丈夫。
子どもが興味をもつことに寄り添って、手助けできる大人が1人でも身近にいれば、それで大丈夫だと思う。

自分も、そんな1人でありたいと思っています。

※2010~2017年に書いた前のブログから抜粋して、加筆修正したものを、投稿しています。

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