「楽器をやっているのに、いざとなると弾けない」・・・それって、なぜだと思いますか?【音楽】

楽器をやっているのに、いざとなると弾けない理由

こんにちは!
れいちゃんの大人の音楽教室
インストラクターの高藤麗子(れいちゃん)です。

楽器の話をしていると、こんな声を耳にすることがあります。

  • 昔は楽器を習っていたけど、今は弾いていないので、弾けるかどうかわからない。
  • 何か弾いて、と言われたときに、すぐにできなくて困ったことがある。
  • まず練習してからじゃないと、すぐには弾けない。
  • もう少し上手くなってからじゃないと、人前では弾けない。
  • 楽譜がないと、何も弾けない。
  • 楽器が上手い人は、才能のある人だよね。

どれも、少しでも楽器をやったことのある人から、聞いたことのある言葉です。

そして、昔は私も、そんなふうに思っていたことがありました。

だけど、楽器をやっている、ということは、ほんとは弾けるはず。
それなのに、いざとなると弾けない、って言うのは、なぜだと思いますか?

たぶん、英語も同じですよね。何年も習っているのに、いざとなると話せない、とよく聞きます。

それは、なぜでしょうか?

本当は弾けるのに、「弾けない」と思っていませんか?

私は、小学生の頃からピアノを弾いています。
それでも、大人になってから、
「今すぐ弾いて」と言われも、弾けませんでした。

「楽譜がないと弾けない」
「練習してからじゃないと弾けない」
と思っていたからです。

では、なぜ、「弾けない」と思うのでしょうか?

もしかしたら、それは、本当は自分が弾けるからかもしれません。
弾けるから、もっと弾けるとどんな感じかを知っているから、そうでない自分を「弾けない」と思ってしまう。
まだできないことがあるから、まだだと思っている。

他の誰かと比べていませんか?

あるいは、「弾ける」というのは、上手く弾けて、人に聞かせることができる人のことだと思っているから。
自分のレベルなんて、とてもそんな・・・と思っているから。

そんなことはないでしょうか?

他にも理由はあるかもしれません。
みなさんは、どんな理由があると思いますか?

すぐに弾ける人がやっているシンプルなこと

今できるたった1つのことでOK

それでは、いつでもすぐに弾ける人って、どんな人だと思いますか?

私は、こんなふうに思っています。

「今できることだけに集中して、それを使うことができる人」

え?そんな簡単なことでいいの?と思いましたか?
それとも、そんなことできる人は、上手い人だけでしょ!と思いましたか?

だけど、実際、本当に上手い人・上手くなる人は、それをやっています。

もし、今できることが、ほんの1つか2つしかないとしても、
それはすでに「弾ける」ということ。
それを使うだけでも、人に伝えること・伝わることはできるんですよ。

言葉は使うから覚える。楽器も同じ

英語も、「上手くならないと話せない」と思っていると、いつまでたっても話せないですよね。

それよりも、今覚えたことを、1つでも2つでも使ってみる。
誰かに伝えてみると、どうしたら伝わるかがわかって、伝わると、やったー!となる。
その体験があるから、それをきっかけに新しい言葉が入ってくる・・・。そんな経験はないでしょうか?

これをやっている人は、どんどん話せるようになってきます。

楽器も、同じだと思います。

今覚えたことを、1つでもいいから、使ってみる。これができる人は、どんどんできるようになってきます。

今、もしあなたの手元に楽器があるなら・・・今すぐにできることは、何でしょうか?

今できることだけに集中しよう。

誰でも、今すでにあるものでできることが、必ずあります。

自分ができることなんて、たいしたことない、なんて思う必要もないし、今すぐに、あこがれのすごい人のようになる必要もありません。

「今、自分ができることは何だろう?」

安心して、自分のできることだけに集中していきましょう。

これだけで、目の前の相手にも、充分伝わります。
そして、それを持ち寄れば、今すぐ、誰かと合わせることもできるんですよ。

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