こんにちは。
食と農と暮らしのがっこう「風和土(ふわっと)」の、高藤麗子です。
私が開催している米麹の作り方 オンライン講座の中で、よく海外から受講される方がおられます。
これまでに、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなど、様々な国に在住する日本人の方が受講されました。
もちろん、海外在住でも、米麹を作ることは可能です。自分で作れると、メリットもいろいろあります。
ですが、工夫が必要な点もいくつかあります。
ここでは、海外から講座を受講された方々のお話をもとに、米麹を自分で作ることのメリットや、工夫が必要な点について、まとめてみます。
米麹を作ってみたいな、でも作れるのかな・・・と思っている方が、実際に作ってみる一歩になると嬉しいです。

海外在住の方が米麹を作るメリット
経済的なメリット
日本の食材や調味料が、海外では高価だということ。これは、多くの方が言われていました。
だから、日本食を取り入れるには、作れるものは工夫して自分で作ってみよう、と思うようになるそうです。
とくに米麹は、甘酒や味噌、塩麹、醤油麹・・・など、様々なアレンジができるので、バリエーションが広がりますよね。

米麹だけでなく、納豆なども、作るというお話をよく聞きました。
使いたいときに使える
米麹は、販売しているところが限られているので、入手が大変という声も聞きます。大都市なら、専門のショップがあるかもしれませんが、ない場合もあるでしょう。
オンラインショップで売っていることもありますが、それでも、地域によっては手に入れにくいかもしれません。また、生ものなので、早めに使わないといけません。
自分で作れば、使いたいときにすぐ使うことが可能です。
健康面でのメリット

米麹は、発酵食品です。発酵食品には、消化を助ける、腸内環境を整えるといった、様々な働きがあります。
米麹や、米麹を使った日本の食品(味噌、醤油、甘酒など)を日常的に取り入れることは、健康面でも大きなメリットがあります。
また、自分で材料を選んで作れば、添加物のない、安心安全なものを作ることができます。
自分で作る楽しさを味わえる
何よりも、自分で工夫して作る楽しさを味わえるというのが、大きなメリットかもしれません。

海外での米麹作りで、工夫が必要なこと
海外の場合も、基本は日本で作る場合と同じですが、いくつか工夫が必要な点があります。
種麹を入手する
米麹を作るために必ず必要な材料が、「お米」と「種麹(たねこうじ)」の2つです。
「種麹」を探す必要がありますが、以下のような方法で入手することが可能です。
1、オンラインショップ
Amazonなどで販売しています。
2、日本のショップの海外発送
種麹を取り扱っている日本のショップで、海外発送を行っているところもあります。
3、日本の食材を扱っているお店・自然食品店などを探す
大都市などでは、日本の食材や調味料を扱っているお店で、種麹を扱っている場合があるようです。
4、実際に麹を作っている人を探して教えてもらう
実際に麹を作っている人や、コミュニティもあると思いますので、探してみるのも良いかもしれません。そこで入手先を教えてもらう方法もあります。
5、帰国したときに購入するか、日本から来る人に買ってきてもらう。
お米は、手に入るものでOK
必要な材料の2つ目は、お米です。
一般には、日本のうるち米を使いますので、手に入る場合はそれがいいでしょう。
もし手に入りにくい場合は、手に入りやすいお米を使ってOKです。お米の性質によって、蒸し時間など、工夫が必要ですが、やってみてコツをつかんでいきましょう。

温度管理の方法を工夫する
麹作りの過程では、保温して温度や湿度を保って、発酵を促しますが、温度や湿度などの環境が日本とは違うので、工夫が必要なことがあります。
例えば、乾燥しやすい地域に住んでる方は、保温の過程で乾燥しすぎてしまったということもありました。
ですが、基本は、家にあるものや手に入りやすいものをうまく工夫することで、作ることが可能です。

例えば、湯たんぽを使う人、電気毛布を使う人・・・いろいろです。

慣れていない方は、ヨーグルトメーカーなどのように、温度管理が楽にできるものを使うというのも、1つの方法です。
工夫して、やってみよう
海外で米麹を作る場合も、日本で作る場合と、基本は変わりません。
いくつか工夫が必要なこともありますが、あるものを工夫しながらやってみるのは楽しいですし、試行錯誤も経験なので、ぜひ、トライしてみてくださいね。
初めて作るときは、作ったことのある人を見つけて、聞いてみるのがいいかもしれないですね♪

米麹、まずは一度作ってみたい、という方に、米麹の作り方 オンライン講座をやっています。どこからでも受講可能ですので、興味ある方はお問い合わせください。
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