自己紹介②~音楽との付き合い方を見直す

2019-04-12

(前回まで:自己紹介①

大好きな音楽を続けたくて、大学で音楽教育を専攻して、合唱団にも入ったのに、なぜかこれまで通りに続けられない・・・なぜこんなにしっくりこないのかと、悶々としている自分に気づきました。

今、ふりかえってみて思うんですが、そう、音楽を始めた頃は、「誰かに認められるのが嬉しくてやっている」状況でした。それまで自分に自信がなくて、人前に出るのが苦手な自分が、音楽のおかげで人前に出れるようになったこと、人前で声が出せるようになったこと。そうして、だんだんと誰かに「認められること」「上手いとほめられること」が嬉しかったのです。

ところが、それを通り越してしまうと、なぜ自分が音楽をやっているのかがわからなくなってきた・・・そんな状況でした。楽譜に書かれた通りに忠実に演奏をすること、毎日同じように練習を重ねることが、面白いと思えなくなり、そこで立ち止まってしまいます。

そこで、合唱団を離れて、演劇だったり、和太鼓や民族音楽だったり、うたごえ喫茶だったり・・・と、いろんなところに首をつっこんでみるようになりました。
大学卒業後は、産休代理の教員として、特別支援学校で音楽専科として働き始めます。ハンディキャップをもつ子どもたちと、音楽でコミュニケーション・・・それが私に与えられた課題でした。とにかく、どんな教材を使っても、何をやってもOKで、面白かったし、世界が広がりました。でも、同時に、自分の持っている音楽の幅のなさというか、自分にできることに限界を感じた時期でもありました。

その社会人になってすぐの頃に、知り合いに誘われて、「憲法ミュージカル」というイベントのバンドのメンバーを、3年ほどやることになります。毎年、憲法記念日に、憲法をテーマに弁護士さんが書いた脚本をもとにしたコミカル仕立てのミュージカルを、公募した市民で演じる、というイベントでした。
そのとき私は、キーボード担当だったんですが、渡されるのはコードだけ。バンドメンバーの全体の音を聞いて、どんなふうに弾くかを考えて弾いて、と言われました。わ!何それ、面白い!!そこは、楽譜通りに間違えずに演奏する、というのとは違う世界でした。

周りの音を聞きながら、周りに合わせて自分の音を出す・・・それがこんなに楽しいなんて!!と実感した出来事でした。

(>続きは次回へ♪)